Intel(インテル)社の「インテル入ってる」ってコマーシャル
これは「Intel(インテル)社が作ったCPUが入っていますよ」って意味です。
さあ、このCPU。あなたは実際に何なのかわかりますか?
CPUとはCentral Processing Unit(中央演算処理装置)の略語です。
パソコンの中で一番重要な部品です。人間で言えば脳ですね。
そして、現在主流のパソコンは、事実上Intelしかない状態です。
MacもIntelに以降しました。
ではCPUがどんなものなのか説明していきますね。
CPUの中には何があるの?
CPUはシリコンの結晶に、小さな部品を作り込んであります。
- トランジスタ→電気の流れをコントロールする部品
- コンデンサ→電気を蓄えたり放出したりする部品
- 抵抗器→電気を流れにくくする部品
これらの部品を何億個も作り込み、電子回路として機能します。
キャッシュメモリ
キャッシュメモリのキャッシュ(Cashe)とは貯蔵庫の意味です。
CPUは外部のメモリから読み込んだデータを、CPU内部のキャッシュメモリに記憶しておきます。
2回目以降からはキャッシュメモリからデータを読み出します。
キャッシュメモリの容量が多いほどCPUは高速に動きます。
クロック
クロックとは、CPUの動作を揃えるの信号です。パソコンの中の「指揮者」みないな感じです。
1秒間に多くのクロック信号を送るかをクロック周波数といい、クロック周波数が高いほどCPUは高速です。
コア
コアとはCPUの中にある部品で、演算を行います。
2つ以上のコアを持つCPUをデュアルコア、4つ以上でクアッドコア、8つ以上でオクタコアといいます。
コア数が多いほど、複数の処理をスムーズに行うことができます。
同じ名前のCPUでも性能は違う
CPUが「Core i7」といっても、開発時期によって性能は異なります。
新世代になるごとに何かしらの改良が加えられています。
世代別のCPU
「Core i7」「Core i5」「Core i3」という名前は、製品のシリーズ名です。開発時期で性能の違いが出ます。
たとえば「Core i7」のパソコンが2台あっても世代が違えば性能も違います。勘違いしないように。
開発コード名 | 発売時期 | 世代 |
---|---|---|
ブルームフィールド | 2008年11月 | 第1世代 |
リンフィールド | 2009年9月 | 第1世代 |
ガルフタウン | 2010年3月 | 第1世代 |
サンディブリッジ | 2011年1月 | 第2世代 |
アイヴィブリッジ | 2012年4月 | 第3世代 |
ハザウェル | 2013年6月 | 新第4世代 |
ブロードウェル | 2015年6月 | 第5世代 |
スカイレイク | 2015年8月 | 第6世代 |
ケービーレイク | 2017年1月 | 第7世代 |
カービーレイク | 2017年11月 | 第8世代 |
世代が変わると、省電力、処理速度のアップなどの新機能になっています。
型番の見方
Windows10の場合のCPUの種類確認方法です。
- デスクトップの何もないところを右クリック
- 「ディスプレイ設定」をクリック
- 左下のバージョン情報をクリック
- プロセッサを確認
まとめ
一口にCPUと言ってもこれだけいろいろあります。
パソコンを購入する際は、メーカーのWebサイトやカタログで確認しましょう。
基本的には購入後にCPUを変えることはできないと思った方がいいです。
わたしがパソコンを使っていて思ったのは、CPUの性能が良いと寿命が長いように感じます。
処理能力が高いとヒートアップしないので、熱を持ちにくいからですね。
CPUはパソコンの中心部分になりますが、処理能力の高さはCPU以外の部品の性能も影響してきます。
他の部品についても、また書いていきますね。
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