あなたはコンピューターウィルスの種類、感染、対策について知っていますか?
パソコンでインターネットを利用するなら、セキュリティー対策は当たり前です。
インターネットは便利な反面、かなり「危険」が多いです。
- 不正なプログラムがパソコンに入ってしまって、システムを破壊する
- なりすまされて、個人情報が盗まれるフィッシング詐欺
- 一般の企業や個人のWebサイトを不正に操作してクリックしたら金銭要求
など、種類も増えて手口も巧妙化しています。
どうすればパソコンを「安全」に使えるか、ウィルスの基本を理解して、危険から身を守りましょう。
目次
危険の種類
パソコンがウィルスに感染すると、あなたが受ける被害は
- 情報がもれて、うばわれる
- データが破壊される
- お金を奪われる
- パソコンが乗っ取られて、あなたを加害者にする
基本的にはこの4種類です。ウィルスや詐欺にも様々な名前や手口ががあります。
- フィッシング詐欺(偽のメールを送りつける)
- ランサムウェア(身代金を要求してくる)
- ファーミング詐欺(金融機関を装う)
- ワンクリック詐欺(架空請求)
など色々あります。「感染拡大」などのニュースや情報を聞いたら特に警戒しましょう。
ファイルを開けなくして、身代金を要求してくる「ランサムウェア」
ランサムウェアは、他人のサイトにウィルスを仕込んで、クリックしただけで相手のパソコンを感染させます。
感染すると、ファイルが暗号化されて開けなくなり、開くための身代金を支払うように要求してきます。
「ランサム」とは「身代金」と言う意味です。かなりの悪質な被害が報告されています。要警戒です。
感染しないためには
- むやみにメールを開かない
- 最新のセキュリティソフトを利用する
- ソフトの更新をして最新にする
- OSの更新プログラムを更新する
もし感染してしまった場合は、元に戻すのは不可能だと思ってください。
速やかにパソコンを「初期状態」に戻しましょう。
もしものために、日頃からファイルをコピーして、外付けハードディスクなどに保存しておきましょう。
ネットバンキングで勝手に送金される
金銭の被害は深刻です。便利なネットバンキングですが、IDとパスワードが盗まれる被害が多発しています。
たとえば、悪人が金融機関のふりをして、メールでニセのWebサイトのURLを送ってきます。
それを疑わないあなたはニセのネットバンキングWebサイトにIDとパスワードを入力してしまいます。
相手に奪われてジ・エンドです。金融機関だと言われると信じてしまいやすいですよね。
ですが金融機関の対策も進んできました。もし盗まれたとしても、悪用されにくくはなってきました。
もう一つの手法です。
まず悪人があなたのパソコンにウィルスを仕込みます。
あなたはウィルスに感染したパソコンでネットバンキングの操作をします。
悪人がウィルスを通じて別のコンピューターから侵入し、あなたのお金をどこへ勝手に送金します。
銀行だけでなく、クレジットなどの情報も奪われないように注意しましょう。
あなたが加害者?「踏み台」にされる
あなたが加害者になってしまうストーリーです。
- 悪人が、あなたのパソコンに侵入!
- 外部から遠隔操作したり、あなたの無線LANに勝手に接続
- 悪人はあなたを「踏み台」にして、誰かのパソコンを攻撃!
- あなたを誤認逮捕!
あなたを踏み台にしてウィルスを撒き散らします。
インターネット経由で第三者のパソコンに侵入し、企業のコンピュータに攻撃を仕掛ける不正もあります。
同じウィルスに感染した複数のパソコンで一斉に攻撃してあいてを再起不能にします。
あなたが知らぬ間に加害者に!恐ろしいですね。セキュリティー対策を万全にしましょう。
ウィルスに感染する原因
ウィルスが仕込まれている何かを実行してしまうと・・・感染です。逆に言えば「実行」しなければ感染しません。
ウィルスを作った悪人は、あの手この手でウィルスを実行させようとしてきます。
「重要なファイルです」「あなたは当選しました」などのメールを送ってファイルを開かせようとします。
コンピューターウィルスの感染は主に電子メールとWebサイトからです。あやしいと思ったら断固無視です。
お金など要求されても一切払わないでください!
アダルトなどのあやしいWebサイトなどを見ると「あなたはウィルスに感染しました」などのメッセージが流れることがあります。
嘘情報のメッセージで相手を不安にさせて、ニセのセキュリティーソフトを買わせる手法です。
さらにやっかいなのが、悪人が企業や行政のWebサイトに侵入して、ウィルスを配置する方法です。
行政のサイトなどは、チェックがゆるくなりますよね。日本でも多くの会社が被害を受けています。
ウィルス感染の予防対策
まずはパソコンにセキュリティーソフトをインストールしましょう。ウィルスが侵入してきた時に除去してくれます。
さらに、感染の可能性があるファイルは「危険ですが開きますか」などと告知をしてくれます。
Windowsもシステムを最新の状態にしておきましょう。やり方です。
- 画面左下の「 windowsマーク」をクリック
- 「設定」を選んでクリック
- 「更新とセキュリティー」をクリック
- 「Windows update」で更新状態を確認
最終チェックした日時や、更新した日時も確認できます。
セキュリティーソフトは大抵は期間があります。期間が過ぎたら忘れずに最新版の購入してください。
セキュリティーソフトは1台のパソコンに1種類だけが原則です。
違う種類のセキュリティーソフトをインストールする場合は削除するようメッセージが表示されます。
わたしのおすすめセキュリティソフトです。興味のある方はチェックしてみてくださいね。
ウイルスバスター for Home Network はこちら
ウィルスに感染してしまったら
セキュリティーソフトはパソコン内でウィルスを発見したら、自動的に除去してくれます。
利用者は基本、何もしなくてもよいのですが、画面に操作を支持されたら、そのまま従ってください。
支持の内容が理解できない場合は、使用しているセキュリティーソフトのサポートセンターに連絡しましょう。
使っているセキュリティーソフトとは違う画面から操作を支持されたら、詐欺の可能性が高いです。無視しましょう。
なお、すでにウィルスが活動してしまっている場合は、セキュリティーソフトでは修復できません。
その場合はシステムの復元をしてパソコンの状態を感染前に戻してあげましょう。
危険なホームページとは
Webページで、別のページに移動する青い文字の部分にマウスのポインタを合わせると左下にURLが表示されます。
「https://」のあとに数字から始まっている場合は、詐欺ページの可能性が高いです。クリックしないように!
あやしいページは、基本的にセキュリティーソフトが警告してくれます。
多少間違える場合もありますが、警告されたらそのページは開かない方がいいでしょう。
まとめ
残念なことにインターネットのウィルスは日々進化しています。詐欺ページもドンドン新しい手法がでてきます。
パソコン上のウィルスはセキュリティーソフトが防いでくれますが、詐欺自体はソフトでは防げません。
できる限り、あやしいページや変なメールには手を出さずに無視しましょう。
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